SSDのIOPSはまだはやくなる。HDDとは違って。

現在のHDDではIOPSは殆ど回転速度で決まってしまうが、その回転速度の上昇は物理的理由から停滞している。それと比べてSSDのIOPSは凄い速度で上昇している。それゆえに、SanDiskはvRPMというHDD回転速度(RPM)を基準とした指標を使ってSSDの成長をアピールしている。

一方、vRPMはSSDの性能を示す指標として提唱された。従来、製品リリースではデータのRead速度とWrite速度の理想値を表示するしかなく、せいぜい「SCLタイプはWrite処理が早く、MLCタイプはWrite処理が遅い」程度の違いしか示すことができなかった。SSDの購入を考えているユーザーが性能の参考にできるように提案されているのがvRPMだ。バーネットソン氏は、HDDの性能がシーク速度より主にプラッタの回転速度で決まることを説明した上で、SSDの性能指標としてもHDDの回転数に置き換えた「仮想的な回転数」を値として示すことでユーザーにSSDの性能を訴求すると説明する。

 SSDでも実際の利用状況に合わせたデータのReadとWriteの性能を数式で求めて値を示すことになるが、バーネットソン氏は、そのようにして求められたSSDのvRPMが2007年までの製品で1000vRPM程度であったのが2008年には1万vRPMに、そして2009年の製品では4万 vRPMと、急激に向上すると述べる。

SSDの性能は「LDE」「vRPM」で見極める - ITmedia PC USER

来年の製品はIOPSが4倍になると考えられている。