ゲーム的リアリズムの誕生

そもそもこの本の第2章で取り上げている作品の多くはメタフィクションじゃない。『All You Need Is Kill』も『ONE』もメタフィクションじゃないし、『Ever17』だってどちらかといえば叙述トリックですよね。普通の意味でメタフィクションだと言えるのは『九十九十九』だけです
(中略)
感想を書くのならば一応そこらへんは判って書いてほしい。これは読者への希望ですが。

私に"も"*1無理です。
『ONE』だけではない。・・(中略)・・上記のようなメタ物語的な構造を備え・・ (中略)・・「メタ美少女ゲーム」とでも呼ぶべき試みが次々と現れている。 筆者がここで「メタ美少女ゲーム」と呼びたいのは、数ある狭義の美少女ゲームのなかでも・・(中略)・・、自己言及的な語りやメタフィクション的な設定というかたちでとりわけ明確に表現している作品群のことである。 そのような作品は数多く・・(中略)・・筆者の印象に残るタイトルを挙げれば・・『AIR』・・『未来にキスを』・・『Ever17』・・『ひぐらしのなく頃に』・・『ひぐらしのなく頃に解』・・(以下略) ゲーム的リアリズムの誕生 P216,P217