万能棒グラフ

「ある量の2時点での変化」を、なんらかの理由(例えば、折れ線グラフよりも棒グラフの方が好き*1 )で棒グラフで表示したいときってありますよね?

しかし、意外と面倒なのが棒グラフの作図。表計算アプリケーションのようなグラフ作成機能のあるソフトの使い方を知っていれば別ですが、そうでなければ自力で描くしかありません。

万能棒グラフ

そんな貴方にお勧めなのが、この万能棒グラフ。

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万能棒グラフ by taninsw is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.1 Japan License.


このグラフさえあれば、貴方は新たにグラフを作る必要はありません。どんな「ある量の2時点での変化」であろうと、このグラフで表現できます。「そんな馬鹿なことを!」と貴方はお考えかもしれません。

まずは次の例を見てください。

11歳の子供の運動能力の変化

この図は、ブログ『日本図表審査機構 [JGRO]』の記事(http://grp.cocolog-nifty.com/jgro/2007/10/aa_2.html)に引用されていたグラフを元に、「11歳の子供の運動能力の変化」をグラフにしたものです。これをみれば全てのグラフが同じ図で表現できることが納得頂けるものと思います。

使い方

この万能棒グラフの使い方はシンプルです。

  1. 万能棒グラフをコピーアンドペーストする。
  2. 2時点の、それぞれの値を元に、目盛りの値を書く。
  3. 2つの目盛りから、基線に相応しい値を計算して書き込む。

要するに目盛りを書き加えるだけでいいのです。

条件

しかし、この万能棒グラフを使うには、いくつかの条件があります。

  • 目盛りの値は上下逆転しても良い

これは元のグラフも上下逆転していたので問題は無いと推測します。(理由は判りません)

  • 基線の値はゼロでなくて良い

これも元のグラフがそうなっていたため、問題は無いのだと推測します。(理由は判りません)

蛇足

「ある量の2時点での変化」を表現するための棒グラフがこの2条件を満たしているとき、棒グラフの棒は任意の形を取れる(逆にいえば、その棒グラフの棒は、何の情報も表現していない)場合があるような無いような気がしますが、きっと気のせいでしょう。

免責

利用者が冗談だと分からずに、このグラフを利用した事で損害を被ったとしても当方は全く責任を負いませんので、予めご了承の上ご判断ください。冗談だと分かった上で利用した場合にも、やはり全く責任を負いませんのでご理解の程よろしくお願い申し上げます。

*1:棒グラフと折れ線グラフ どちらに、より好感を持ちますか?http://q.hatena.ne.jp/1176809235